タクシードライバーの将来性

考える人

タクシー業界の現状

それでは、タクシー業界の現状というのはどのようになっているのでしょうか。
タクシー業界取り巻く環境の変化は、2002年に行われた法改正によって起こりました。
2002年以前においてはタクシーの数量制限がかかっていたために新しい業者がタクシー業界に参入しにくい状態になっていましたが、法改正以降はこれが解除されたことによって、新規業者によるタクシー業界への参入が行いやすい状況になっています。

この法改正によって、各地においてタクシーの台数自体が大きく増加する状況になりました。
これに対して利用者数についてはそれほど大きな変化があるわけではないため、タクシー1台に対する利用者数が少なくなり、競争の激化が起こることになっています。
その後、2014年には再び改正タクシー特別措置法の施工が行なわれることになり、タクシーの台数制限が行われることになりました。

こういった法律を巡る状況の変化によって、タクシー業界の状況自体が大きく左右されてきたという歴史があります。
昨今では公共交通機関による地域の網羅が進んでおり、必ずしもタクシーを利用しなければならないという場面は少なくなってきました。
そのため、需要自体は低下の傾向にあるのが率直な実情と言えるでしょう。

ただし、悪いことばかりではありません。
昨今では高齢化の問題も取り沙汰されるようになっており、公共交通機関の利用が難しいような利用者に対するサービスが拡大している向きがあります。
また、外国人観光客向けのサービスを展開しているようなタクシーも多くなっているなど、前向きな部分も十分存在しています。

タクシー業界の今後

それでは、タクシー業界を取り巻く環境というのは今後どのようにして変化していくことが予想されるのでしょうか。
タクシードライバーとしての将来性については、よりハイスキル化が求められるようになる可能性があります。
前述の通り2014年以降ではタクシーの減車が行われるようになっており、然るにドライバーの数も減少することになります。

そういった中でドライバーとして活動を続けるためには、他のドライバーとは違った能力を持っていることが求められるようになっていくことでしょう。
例えば外国人観光客に対して強い、英語を使うことができるドライバーなどについては今後は需要が拡大していくことが十分考えられます。
法人タクシー会社に所属して仕事をするというスタイルだけではなく、個人タクシー会社として独立をして利益を挙げる方向性にシフトすることも考えられます。

漫然としてタクシードライバーを目指しているという人にとっては今後は厳しい状況になることが考えられますが、前向きにタクシードライバーとしてのスキルを研鑽したいと考えている人にとっては悪い状況ではありません。